一般に床材と称されるものは「床板」「地板」「天袋底板」「地袋天板」「違い棚」などをさします。これらで使用される盤は反り割れが生じやすい巾広 の板材が多く、欠点が現れた場合、修正することが難しい箇所で使用されることが殆どとなるので、厳選な材料選びが必要とされます。近年、これらの欠点から 床材として使用される板材は、反り割れが生じにくい合板に単板が貼られているものが主流となっています。
これら「床材」を組合し「床の間」「床脇」を構成 するには「筆返し」「海老束」「方立」などこれら小物類が必要となります。